| 11月20日（日） 釣行2日目 |
■まだまだ元気
イトウ釣行2日目は2時半起床。3時に出発しました。前日12時近くまで飲んでいたとは言っても、イトウを釣るために来ているだけあって、まだまだ皆さん元気です。
前日に降った雪はそれほど積もりませんでしたが、それでも路面は凍結しています。一見濡れているように見える場所も、ツルッツルに凍っていて、車が滑っているのが運転していなくても分かりました。
まあ、何とか釣り場まで無事到着し２日目の釣行を開始しました。
釣果実績が高いポイントは２箇所あるんですが、この日は前日とは違う方のポイントにみんな行っちゃいました。なので私は昨日みんなが入ったポイントで釣っていました。
■使い捨てカイロの貼り方
夜明け前、想定していたほど寒くはありませんでしたが、それでも手足の末端から感覚がなくなってくるのが分かります。
ここで活躍するのが使い捨てカイロですが、足裏用のカイロは貼っても周りが冷えてしまって、カイロ自体暖まらず硬く冷たくなってしまうのを、昨年の猿払で経験していました。 |
何とかならないものかなぁ〜と思っていたんですが、11月に児島玲子さんと一緒に釣りに行ったときに、彼女からカイロの貼る場所について、とっておきの情報を教えてもらいました。
「足を暖めるなら足の内股にカイロを貼るべし！」。内股に流れている太い血管の血液を温めて、末端まで温めようということです。
実践してみましたヨ。足先の末端まではさすがに温まりませんでしたが、ふくらはぎの下のほうまでは、カンペキな防寒対策になりました。また、内股に貼る場所も股関節に近いほうが暖かかったです。
■水温２℃
3時半から、寒い中ずーっとキャスティングを繰り返していましたが、一向に魚の気配がありません。水温計を持ってきた人が水温を計ってくれました。水温２℃。さっ寒い。。。
ここ数日で急激に冷え込んでしまった道北。こういうときは魚の活性が下がっちゃうんですよね。日が出てきてやっと暖かくなってきた7時頃、一端宿に朝食を食べにもどりました。
食後、釣り場に戻り今度は河口付近で遠投と、護岸された岸際をネチネチ・テレテレとやっていましたが。。。 |
■本格的に降ってきた
10時頃、本格的に雪が降ってきました。しかも水分の多いボタ雪です。しばらく我慢して釣っていましたが、魚のアタリがまったくないのと、眠気と、寒さでさすがに耐えられなくなり、11時過ぎに一時撤退することにしました。
（上)雪が降ってもメゲズにやってましたが
（下）宿に戻るときにはこの積雪です |
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■電気が。。。
宿にもどってすぐ、宿の前にある国道を横断する地下道に行きました。実はここの地下道にはブラックライトアート（特殊な蛍光塗料を使って描いた絵）があると、何かのガイドブックで読んだことがあったんです。
いつもは釣りばっかりで、そんなところに行く暇もないんですが、今回はこんな状況なので、見に行ってみました。
階段を下りて、国道をまたぐ通路の両サイドには白いキャンバスがあり何か描いてあるような跡。天井にはブラックライトのネオン管がありました。
が、ブラックライトがついていない。。。どこを探しても電気を入れるスイッチがないんです。ガッカリッ・・・
結局、国道の対面でオマヌケな記念写真を撮り帰ってきました。
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■女性が多い釣行
今回の釣行は、女性が私も含め5名と今まで来た猿払釣行の中では、一番多い人数でした。
いつもは同行する男性に気を使いながら、使われながら、それでもやっぱり男性のペースでことが運ぶことが多い釣行旅行。男性と同じペースで着替えて、食事して、お風呂に入って・・・女性にとっては結構大変なんですよ、これって。それにトイレの問題とかもあるしね。
今回は、いつもよりは女性のペースで工程が進んでいたような気がします。その点は楽だったかな。
一向に止む気配が無い雪を前に、ここでこのまま釣りをする人、宿で休む人に別れることにしました。これが女性1人キリだったらきっと全員で釣りに行ったと思いますけどね。 |
イトウは釣りたいけど、正直なところこの状況でロッドを振るのは「楽しくない」と思ったので、私は宿で休むことにしました。
■やませのサラサラカレー
時間はちょうどお昼時。釣りに行く人、行かない人みんなでライダーハウスやませに昼食を食べに行きました。
昨年はこの時期もう営業していなかったような気がするんですが、今回はまだやっていてくれて、カツカレーを食べることが出来ました。
しかし、休業間近ということで、いつものトロトロのルーがもうなくて、サラサラなルーのカツカレーに。。。
う〜む、トロトロカレーが食べたかったなぁ〜。 |
このころから壊れていったような。。。 |
今回は女性が多かったです |
トロトロのルーじゃないカツカレー |
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■おやじ乱入
昼食後、釣りに行く人、宿でのんびりする人、それぞれ17時までは自由な時間となりました。
私とまるこさんは、宿の温泉に入ってから爆睡してました。外の寒さにくらべ布団の中は極楽極楽（笑）
二人して完全に熟睡していたようで、気持ちよ〜く寝ていました。ところが、その安眠を邪魔する魔の手が・・・
いきなり掛け布団が剥がされ、寝ぼけ眼に「何事？」と思い起きると、「ガハハッ」と笑うおやじが一人。
1日遅れで北海道入りした皆川さんでした。しばらく事態が飲み込めませんでしたが、よくよく考えてみれば「寝込みを襲われた」ワケで（爆）
まるこさんも私も部屋着で寝ていてよかった。。。
そしてこのあと、私にとっては一生忘れられない出来事が、津波のように起こるのでした。
■○○ジャンケン
皆川さんが来れば、恒例行事となっている○○ジャンケンが始まるのでした。
普段なら○○はジュースなんですけどね。この日は何故かビールになっていました。で、負ける私。。。
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この日は私の誕生日なのに。（最悪だ〜っ！）
ビニール袋を持って自販機まで走ります。みなさんのリクエストはサッポロビールということでしたが、すでにClassicは売り切れ、黒ラベルを買うことに。で、あと1本ってところで黒ラベルも売り切れて。。。結局私は発泡酒を飲むことに(涙）。
そして部屋にもどると、先ほどいなかった石見さん、カナブンさんがいます。
二人だけ飲み物がないというのも。。。ってことで、この二人と再びジャンケンをすることに。で、一発で負ける私。。。
「もうキリンしかないからね」と言って再び自販機に走っていったのでした。
2回目のジャンケンも負けて頭を抱える私 |
■やっときたアタリ
私達仲間内では、皆川さんが来ると、猿払の空は晴れると言われています。で、このときも何と晴れちゃいました。しかも風もおさまっています。これなら釣りができる。。。
夕食後、潮のいい時間を見てポイントに向かいました。何とかバースデーフィッシュを手にしたい私は、ひたすらキャストを繰り返していました。
一瞬下流で魚の気配があり、対岸に向かって投げると、何とアタリが。。。
秋のイトウは向こう合わせが基本。ルアーをハミハミしているのを、じっと我慢し走ったっと思ったので合わせました。
「バシャバシャ」対岸で大きな魚のシルエットが見えます。「よっしゃ、やったか・・・？」
が、テンションは掛からず。（ガーン）
フッキングできませんでした。もう頭の中は真っ白です。
■私の魚を
それでもロッドを振っていましたが、さすがに腰が痛くなって休憩。すると皆川さんが来てしばし雑談。
「疲れちゃって、飛距離がでないんですよね」
「おじゃるはキャスト下手だからな（ハイその通りです）。ロッド貸してみて」
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で、右巻きのリール（私は左利き）に文句を言いながらも、ルアーを遥かかなたに遠投する皆川さん。
う〜ん、私にこのキャスティングが出来ればなぁ〜と、思いながら投げ方を良く見ていました。
「こんな風に人のロッドで投げていて釣れちゃうこともあるんだよなぁ」
「ハハハ、それ私のロッドだから私の魚ですよ」バカなことを言ってました。が・・・
・・・あれ？一瞬皆川さんの表情が変わりました。
私のイトウ（笑）88cmの格好いいイトウでした |
で、ビシッ！と合わせちゃった。合わせてから人の顔みて「やっちゃった。どうしよう」なんて表情されてもね（爆）。
いくらなんでもその魚を「私が釣りました」なんて言うのはイヤですよ(爆）。
右巻きのリールに苦戦しながらも、88cmの良型イトウを釣り上げた皆川さんなのでした。
まあ、そのあと「おじゃるのバースデーフィッシュ釣っちゃったの？」「人でなし〜っ！」等々、散々周りからからかわれていましたけどね。
当の私は、と言えば、皆川さんの滅多に見ることができない困り顔が見れて、ちょっとよかったかな。。。と（笑）。
結局このあとは魚は出ず。魚の気配もなくなったので納竿となりました。
それでもこの渋い中、数名の人がイトウを釣りあげ、中でも初めてイトウ釣りに来た人が1本釣ることができて、本当によかったです。
■まだまだ11月20日
宿にもどり温泉で温まり、宴会会場（隣の部屋）に行こうとすると、隣の部屋から帰ってきた姉さんが「宴会の準備が出来たら呼びに来てくれるって」とのこと。「あれっ？」と思いましたが（いつもは準備する人なので）、ここはそのまま自室で待ちました。で、隣の部屋から呼びに来てくれて。 |
久しぶりの誕生会なのでした（嬉）
参加者だけでなく、今回これなかった仲間からも寄せ書きをいだたきました。この寄せ書き、本当に嬉しかった〜!!
皆さん、ありがとうございました！
そして、大雪の中、寝込みを襲われ、ビールをおごり、イトウを釣られ、それでも最高にハッピーな、一生忘れることのできない誕生日の1日が過ぎていったのでした。
(上）渉くんが中標津から買ってきてくれたケーキ
（下）釣り仲間の寄せ書きがいっぱい！ |
