出発前  1日目(11/13)   2日目(11/14)  3日目(11/15)  由無しごと一覧へ  トップページヘ
■11月15日(釣行3日目(最終日))
3時10分
起床。ちゃんと寝たのに起きても疲れてました。手短に準備し、おにぎりをバッグに入れて出発です。この日も快晴・無風。この時期の猿払でこんなにいい天気で釣ができるのは滅多にないことだそうです。しかも前日にくらべて更に気温も暖かくなっているような。。。防寒対策バッチリに着込んでいたのでちょっと暑いくらいでした。ポイントに到着し、今日は皆川さんについてまるこさんポイントに入りました。(昨日は、まるおさんオカポンさんポイントでした)

水に入ると「あれ?底が見える。それに冷たくない・・・」水がクリアになっていて冷たくないんです。昨晩帰るときに下潮の流れが強かったんですが、そのあと海の水が入ったため、昨日と違い寒さで足が痛くなることはありませんでした。これはウェイディングしていても楽です。小魚が追われている波紋もあちこちに見えます。何か魚の気配がしてきました。
上潮の中ルアーを投げていると目の前に冬の星座が見えました。都会じゃ見えない星や星雲まで見えます。最北の地まできて1日中ロッドを振って、朝日や星を見て・・・何て贅沢な時間なんだろうとしみじみ感じていました。まあ、これで釣れなくてもいい時間だったなぁ〜と。


でんぼさん、おめでとう!
4時40分
そんなことを考えていたら、隣ででんぼさんがヒット! ラインを慎重に巻きながら、ゆっくりあとずさりして岸際にイトウを引いてきます。岸際のウィードベッドまでイトウを運んで、イトウが泳げなくなったところで見事イトウ初ゲット!となりました。
みんなとハイタッチして嬉しそうなでんぼさん。サイズを測ってみると89cmといいサイズでした。


魚の姿を見ちゃうとスイッチが入っちゃうのは釣り人の悲しい性ですね。「まだ釣れる・・・」そう信じて、でんぼさんが入っていたポイントに入りキャストを繰り返すこと10分・・・
4時50分
ロッドに明らかにイトウだと分かる重いアタリがありました。「ゴッゴッ」と何回か引っ張られるのをジッと我慢し、ドラグが鳴り走ったところで合わせフッキングさせました。
「ヒット〜っ!、掛かった〜!」声が響き渡ってましたね。(^^;)
暗闇の中イトウがバッシャンバッシャン水をたたきながら暴れるので、重くて力を入れてロッドを持っていないとロッドを持っていかれそうな感じでした。「テンションを緩めないで、後ろにゆっくり引いてきて、岸にあがって」と皆川さんがアドバイスしてくれる中、数分掛けてウィードベッドまでイトウを寄せて勝負あり。


「釣っちゃった・・・(驚)」釣った直後の正直な感想です。
サイズを測ってもらったら85cmありました。これもいいサイズです。フックを外してもらったりサイズを測ってもらったりしている間、自分の釣ったイトウを見ていたら、だんだんとイトウを釣った実感がわいてきて、思わず両腕を上げて「ヤッターッ!」と叫んでました。

これがやりたかったんです
(でもビシャビシャ)
東の空に日が昇ります。水温が高くなったため、昨日以上にたちこめる朝もやが薄い朱に染まってきました。圧倒されるその景色をしばらくぼーっと見ながら「すごい所に来ちゃったんだなぁ〜」とあらためて思いました。

その後もほんの短い間に、皆川さん・でんぼさんがそれぞれ91cmと特大サイズをゲットし、それ以外にも地元の佐藤さん・でんぼさんが70〜80cmのイトウを釣り、イトウのフィーバータイムは終了したのでした。

朝もやが朱に染まります

強面でカッコいい!
私は・・・もう1匹釣れるかなぁ〜と投げていましたが、結局アタリはありませんでした。皆川さん曰く「1匹釣ったら満足しちゃっただろ。あのあとずーっとニヤニヤして釣りになってなかったよ。」・・・そっかな?やる気はあったけど、確かにニヤニヤしていたような。。。(^^;)

9時すぎ
潮も止まったところで納竿となり、宿に戻り温泉に入ろうと思ったら、宿のおじさんが掃除中で私は温泉を断念。(皆川さん・でんぼさんは掃除中だったけど入っちゃいました)荷造りをして宿をあとにしました。

宿を出ると先ほどまで快晴だった空に何やら怪しげな雲が・・・海も釣りから戻ってくる時とはまるで別の海のようで、白波がたちはじめていました。猿払には風力発電があるんですが、このプロペラもブンブン回っています。これは天気があれるなぁ〜

猿払の風力発電

帰る途中「来春に行こうと思っているポイントの下見をしよう」ということで、ちょっと回り道をしてそのポイントへ。

う〜ん、いい感じのポイントです。
来春はここにカヌーを浮かべてイトウ釣り・・・(^^)楽しそうです。

猿払をあとにし向かうは来るときに気になっていた
  
・お洒落な古民家?
  ・北あかりコロッケ(行きにもよりましたけどね(^^))
  ・行列のできるラーメン屋

の3箇所を探します。といってもコロッケ以外の場所は、何となくこのあたりだったかなぁ〜程度しか場所を覚えていなかったので「まあ見つかったらね」程度に車を走らせました。
まずはじめに発見したのが「お洒落な古民家?」でした。中頓別町にある古い建物なんですが、窓枠や家の作りがお洒落で「あの建物は何なのかね〜?」とウロウロ。

見ると2階に看板があって「丹波屋旅館」と書いてありました。でも営業はやってなさそう・・・写真を何枚か撮りその場を去りました。帰ってきてからインターネットで調べたところ、この建物は北海道の登録有形文化財で大正・昭和初期の建物なんだそうです。

旧丹波屋旅館
次に見つけたのが「道の駅−美深の北あかりコロッケ」。ちょうど小腹も空いてきたところだったので、帰りも食べることに。
で、ここでコロッケジャンケンです。何しろ昨日アイスジャンケンで負けてますから、ここは何としても勝って気持ちよ〜く帰りたいところ。皆川さん・でんぼさん・私それぞれ策を練って・・・勝負は一発で決まりました。
いや〜いい旅です(^^)。皆川さんにコロッケ2つもゴチになっちゃいました。(^o^)\

北ひかりコロッケ

ゴチになります!


チョウザメうようよ
帰りの飛行機までは、まだまだ時間があったので道の駅の裏にあるチョウザメ館へ。入口に「月曜日定休」(行った日は月曜日でした)と書いてあったんですが、ドアは開いているし明かりもついていたのでチョウザメを見てきました。
大小いろんな種類のチョウザメがいて「あっアルビノ!」「可愛い目だねぇ〜」「カモノハシみたいなのもいる」「キャビアは・・・?」等々、他に誰もお客さんがいないことをいいことに好き勝手なことを言ってました。
何でこんな山奥でチョウザメなんだろうと思いましたが、美深を流れる天塩川には、かつてチョウザメが上って来ていたそうで、それがきっかけでチョウザメの養殖や人工繁殖を行っているんだそうです。

水槽のイトウ
ここにはチョウザメ以外に天塩川に生息している魚もいました。ヤマメ・イワナ・アメマス・ウグイ(笑)。イトウもいましたが、このイトウを見た時は、かなりショックでした。水槽で飼育され泳がない・魚を食べないイトウは、見るに耐えない姿で、その日の朝に天然のイトウを見ていただけに辛かったです。
でも、こうやって水槽で飼われているイトウの姿を見た人は、これがイトウの姿だと思っちゃうんですよね。私も以前、標津のサーモンパークの水槽で飼育されているイトウを見ましたが、そのときはこういうもんなんだと思っていました。
自然の中で育ったイトウは、圧倒されるくらいキレイでカッコよくて、「自然ってすごいんだなぁ〜」と思いながら反面、本来の姿で飼育できていないのに展示している魚に「意味があるのかなぁ〜、もしかしてチョウザメも・・・」と、ちょっと疑問に思いながら、チョウザメ館を後にしたのでした。

最後に「行列のできるラーメン屋さん」を見つけました。
(結局3つ全部見つけちゃいました)
国道40号線沿いの東風連駅近くにあったラーメン屋さんで、お店の名前は「風連正麺」だったと思います。駐車場に車を入れると何か様子が変です。車が1台止まっていません。確かにお昼は過ぎていましたが、それでも行きに見た行列のことを考えると変・・・
お店の入り口に行くと「本日は都合により臨時休業させていただきます」。定休日ならともかく臨時休業とは。残念・・・

臨時休業(泣)
すでにお腹はラーメンモードになっていたので、別のラーメン屋さんに行くことに。このころからドシャぶりの雨になって雷まで鳴ってきました。ワイパーが利かないくらいの雨で運転(私が運転してました)していてちょっと怖かったですが、何とか士別の味の時計台ラーメンに着き、私は塩コーンラーメンを食べました。(味はまあまあかな・・・)

雨は、ラーメンを食べ終わるころには小雨になっていました。再び車を走らせ、翌日札幌で仕事がある皆川さんを送りに旭川駅へ。旭川は初めて来ましたが、札幌>旭川>釧路くらいの街の大きさかな? 旭川の方には申し訳ありませんが、以外と開けていたのでちょっとビックリしました。駅のロータリーにある駐車場に車を止めましたが、この駐車場が15分間無料で便利というか、のどかというか・・・
駅ビル内のロッテリアで電車が来るまでの時間、皆川さんにお礼など言ってここで皆川さんと別れました。

17時
残るは旭川空港に行って飛行機に乗るだけ・・・でも出発時間まで、まだかなり時間があったので、丸井今井で水曜どうでしょうグッズをお買い物。(^^;)

前回釧路に行ったときには、まだ発売されていなかった「ふじやん犬携帯マスコット」を購入し、その後地下1階の食品売り場でスープカレーを探すも、お目当てのスープカレーがなかったのでこちらは断念。旭川空港に向かいました。
ここは「水曜どうでしょう」
ネタです(^^;)

ふじやん犬ゲット!

中頓別で見つけたナックスのポスター


外は吹雪に・・・
空港前でレンタカーを返却し空港に入ると、ガラーンとして人がほとんどいません。
「前の便に乗れるならチケットを変えてもらおう」なんて言ってたんですが、すでに私達が乗る最終便以外に飛行機の発着はなく、出発ロビーで持っていたおにぎりやパンを食べ、それで夕食を済ませてしまいました。

やることもないので、でんぼさんにヨン様風ポーズをとってもらい写真を撮って遊んでみたりしましたが、これもすぐに飽きてしまったので、手荷物検査をさっさと済ませ乗る飛行機の写真などを撮っていました。
気が付くと外は吹雪になっていました。う〜む、今回、釣行中は天気に恵まれてホントよかったなぁ〜


20時25分
定刻よりもちょっと遅れて飛行機は飛び立ちました。羽田に着いたのも定刻よりちょっと遅めの22時15分ころ。その後の首都高・東関道は順調で、家に着いたのは23時過ぎでした。

帰りの飛行機

今回急に猿払に行くことになって、しかも最終日まで渋い釣行が続き、一時はどうなっちゃうんだろうと思いましたが、やっぱり行ってみないと分からないものがあるんだなぁ〜と思いました。
あの場所に立ってロッドを振ってイトウに会えて・・・とても有意義で贅沢な時間を過ごせました。きっとこの感動は一生忘れないでしょう。
いろいろお世話になった皆川さん・小松さん・佐藤さん・でんぼさん、ありがとうございました。最後の最後までなかなか釣れなくて、ヒヤヒヤさせちゃってすみませんでした。(でも、ちゃんと釣れたんだから許してくださいね(^^;))
来春、ヒバリが鳴くころまたあの場所に立ちたいと思います。
 
出発前  1日目(11/13)   2日目(11/14)  3日目(11/15)  由無しごと一覧へ  トップページヘ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送